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2409 大常木谷

日程: 9月7日(土) 前夜発
山域: 奥秩父 大常木谷/竜喰谷(多摩川水系 一ノ瀬川)
参加者: 国府谷(L)・坂入・飯岡
行程: 一ノ瀬林道駐車スペース(6:45) – 大常木谷下降点(6:53) – 大常木谷出合(7:30) – 千苦ノ滝(8:20) – 会所小屋跡(13:00) – 曲がり滝(15:00) – 一ノ瀬林道(17:00) – 一ノ瀬林道駐車スペース(17:18)

「たばやま」で前夜泊後、青梅街道から一ノ瀬林道へ入り、入渓点の目印となる地元消防団の設置した「山火事防止」の看板を探したが中々見つからなかった。
かなり入念に探したが見当たらなかったので、破損等により既に撤去されていたのかも知れない。
看板探しはあきらめて、それらしき入渓点を見つけて30分ほど急な道を下降する。

一ノ瀬川へ入渓し、少し下降して大常木谷出合へと出る。
朝のうちは曇りのせいもあったのか少し薄暗い雰囲気であった。
小滝をいくつか超えるとゴルジュ状になり、直ぐに「五間ノ滝」(8m)が現れる。
腰まで浸かって水流右側へ取りつき無事に滝の上へ上がる。

さらにゴルジュ内を進んでいくと大滝が現れた。
「千苦の滝」である。
ここは高巻くことにして、左岸を登っていくが20分ほど登っても巻くことが出来ない。
どうやらルートが違っていたらしく、ここはリーダーに道を探してもらい何とか正規の巻き道に出られた。
巻き道は急斜面だった為、フィックスロープを張ってもらい順番に高巻き完了。

その後、沢は開けるが再度ゴルジュ状になる。
次に出てきたのが、泳ぎが必須の「山女魚淵」。
じゃんけんで負けて(笑)、私がハーネスにロープを装着して一番手で淵へと泳いで向かう。
淵の手前10mくらいの所から左右の岩へ足を開いて踏ん張りながら進み、最後は流れに逆らいながら泳ぎ上げた。
その後、後続者をロープで淵まで引き上げる。

滝をいくつか超えて、大常木林道が横切るあたりの会所小屋跡へ出てしばし休憩をとる。
ここは宿泊のポイントなのであろう、焚火の跡が目立っていた。
ここから大常木林道を通って竜喰谷へと向かう。
道は不明瞭で間違えやすく、朽ち果てた木橋を渡ったり倒木の下をくぐったりと、そんなに良い道ではなかった。

途中、あまり竜喰谷の上部に出ないようにルートを西の方に向かったところ、尾根をどちらに行ったらよいのかが
分かり辛いポイントが何か所かあり、リーダーとSさんのルートファインディングで無事に切り抜けた。

しばらく急斜面で尻もちをつきながら(フェルトの沢靴なので歩き辛い)下降していくと、竜喰谷へと出た。
直ぐに「曲がり滝」(2段8×10m)が現れる。
中々勢いのある滝であったが、ここは残置スリングを利用してリーダーにビレイをし
てもらいながら下降する。
90秒くらいの下降であったが、滝にあたりながら下降した為に水がとても冷たく感じた。

その後はしばらく沢を下降していき、無事に一ノ瀬川との出合に到着。
少し一ノ瀬川を登ったところから一ノ瀬林道に上がって時計を見ると、ちょうど17時であった。
沢を登って降りて色々な経験が出来て、リーダーのおかげでとても楽しい沢登りでした。

来年も是非よろしくお願い致します!

(記: 飯岡)

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