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2504 鹿島槍ヶ岳 東尾根(ワンデイ)

日程:2025年4月19日(土)
山域:北アルプス
参加者:林、齋木

行程:
2:30 大谷原駐車場 → 5:00 一ノ沢ノ頭 → 5:50 二ノ沢ノ頭 → 7:30 第一岩峰 → 9:30 第二岩峰 → 12:00 北峰 → 13:00 南峰 → 14:15 布引山 → 15:30-16:30 冷池山荘 → 17:00 冷池乗越 → 18:00 林道 → 18:40 大谷原駐車場

GW山行に向けたトレーニングを兼ねて、「せっかくなら雪山行きたいよね」ということで鹿島槍の東尾根に行ってきました。当初土日の2日間の予定でしたが、日曜の天気が微妙ということで急遽ワンデイに切り替えての山行になりました。

  • 18日(金)の19時頃都内を出発し、2時間ほど仮眠してスタート
  • 早朝は小雨がパラついたり強風だったが、以降はピーカン。雪の状態悪く、かつトレースなしの所々膝ラッセルあり
  • 我々含めて3パーティのワンデイ組が入っており、一ノ沢ノ頭までは先行パーティのトレースを拝借。その後山頂までは我々が先頭で、山頂以降は当初先行パーティに抜かれる絶妙な巡り合わせとなった
抜きつ抜かれつ

「50歩で交代しましょう!」と岩ちゃん。大体そのくらいの間隔でってことかな?と思っていたら「44、45…」と数えている。きっちり50歩で交代。(2503 白毛門〜赤沢山周回)

  • 我々も「50歩で先頭交代」を試したが「敢えて話しかけることでカウントを忘れさせ」たり、「間違えた数字を声に出すことでカウントを惑わす」など卑しい男2人のスケールの小さな戦いがお互い嫌になったのか自然と2人とも数えるのをやめていた
  • 第一岩峰はフリーで。第二岩峰はアンザイレンしてジャンケンで勝った林さんがリード
第一岩峰。出だしは岩の階段を使ったが、基本雪壁
  • 雷鳥が終了点でくつろいでいたので離れたところでスタンディングビレイする心優しき漢・林
雷鳥はじめて見た。愛猫(おデブ)と同じプリケツだった
  • 下界は夏日だったらしいこの日、日中は雪崩の音がそこかしこから聞こえてきて精神的なプレッシャーを感じた。雪庇もまだ落ちてないのが多いので気を使った
  • 雪の状態の悪さに体力を奪われ、山頂以降の冷池乗越までの稜線歩きが長くて辛く、「精神と時の部屋」かと思った。さすがの漢・林も弱音を吐いていたが、ビバーク用ジェットボイルで沸かしたお湯を飲んだらケロッとしていた
布引山手前。眠気に襲われる
  • 雪崩リスク回避のため下山は気温と日が落ちるのを待ってから西沢から下降。シリセード交えて速やかに下山。確実に雪崩リスク回避するなら赤岩尾根下山だったけどそっちはそっちで、という感じ
  • 北アルプスの広大なスケールの中で、雪稜歩き、雪壁登攀、岩登攀の様々な要素が出てくる良ルートでした

山行内容はこんな感じでしたが、寝不足の2人にとって一番の核心は帰りの運転で、梓川PAでうっかり23:30まで寝てました。家に着いたのは深夜2:30くらい。ワンデイってお手軽感あるけどお手軽じゃないなぁ

ご一緒だったパーティからの貰い物

(記:齋木)

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