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2504 シンナソー遡行・ヒヤマゴ沢下降

日程: 2025年4月27日(日)
山域: シンナソー・ヒヤマゴ沢(浅間嶺・松生山)
参加者: 大塚・川西・他
行程: 藤倉バス停(8:30) – 入渓点(9:00) – 登山道藤倉分岐点(12:00) – ヒヤマゴ沢(12:30) – 藤倉バス停(15:00)

朝8時、武蔵五日市駅に集合し、藤倉バス停へ向かう。天気は快晴。登山口に近い藤倉ドーム駐車場には既に数台の車があったが、まだ十分なスペースがあり、余裕を持って駐車することができた。
入渓点は駐車場から歩いて5分ほど。ガードレールの切れ目を見つけて入渓開始。沢に入ってすぐに小さな滝が現れる。黒光りした岩肌は濡れており、見た目以上に滑る。い油断すれば簡単に足を取られる状況だったが、慎重に身体のバランスを保ちながら突破していく。

この日の核心部となったのは、三段10m、二段2条、そして三段15mの滝群。3度にわたりロープを出す。沢登りの経験豊富なTさんがリードを担当し、安心感を持って登ることができた。水線のすぐ横を登るルートを選択したため、袖口から肘までびっしょりと濡れたが、それもまた沢登りの醍醐味。水と戯れながらの登攀となった。

12時、つめ上がって遡行終了。陽の差し込む登山道脇で昼食をとり、小休止。続いて、ヒヤマゴ沢への下降ルートを探す。地形は切り立っており、慎重にルートを見定めて懸垂下降で谷へ下る。途中にも2度ほど懸垂が必要な滝があり、気を抜けない場面が続く。
滑った滝をクライムダウンする箇所では、足場の悪さと緊張感が相まって体力を消耗した。メンバーも慎重に行動していたが、何度かバランスを崩して転倒。改めて沢下降の難しさを感じた。

15時過ぎ、ようやく藤倉の駐車場へ戻る。民家脇の細い路地をすり抜け、車に到着したときにはほっとした表情がこぼれた。
短い行程ながら、登りと下降を一度に経験できた充実した山行となった。特に下降における懸垂やクライムダウンの技術を確認できたのは大きな収穫でした。

次回は、近くの惣角沢も訪れてみたい。水量が多く、今回とは異なる渓相が楽しめそうだ。

(記: 大塚)

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