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2509 登川米子沢

日程:2025年9月7(日)
山域:巻機山(上越)
参加者:大塚、齋木、加藤、酒入、谷井

桜坂駐車場(7:00)-入渓点(7:20)-巻機山避難小屋(15:20)-桜坂駐車場(17:20)

(記:谷井)

「沢登りを始めたら、1度は行っておかないと」とお誘いを受け、米子沢に行ってきました。3時に都内を出発し、6時に桜坂駐車場に到着。沢靴を履いた登山者ばかりで、この沢の人気を実感しました。

前日入り組と合流し、さっそく歩き始めます。

入渓点からは大きな石の連続するゴーロ歩き。しばらく歩くと小滝とナメ沢が出現し沢登りが始まります。

最初の大滝は巻きますが、踏み後はそれほど明瞭ではありません。

苦労しながら進みますが、大滝の景観にこれからの行程が楽しみでたまりません。

続く5mの滝は右からロープを出して登ります。1ピン目を外すときにバランスを崩してしまい、ロープを出してもらっていて良かったです。

ここからは滑沢歩き。

大塚さんが釜に入っていたので真似しましたが、私には寒すぎました…

写真の滝は左を行きます。簡単そうに見えましたが足を置くところが見つからない箇所がありました。

次にスダレ状の滝が目に入ってきます。この広さ圧巻です。

この後はゴルジュ帯に突入します。

トイ状の滝は水流突破が簡単。

少しでも不安な箇所はロープを出してもらったので安心して登れました。

階段状の滝も足場やホールドは多いのですが、バランスを崩しそうになる箇所が多くあった印象です。

だんだん水量も少なくなってきたところで、クライマックスの滑沢出現。

滑りやすいので慎重に進みますが、この景色に見とれてしまいます。

飽きてしまいそうなほど滑沢歩きを楽しむと水の流れも小川のようになり、ツメも無く避難小屋への登山口に出ました。ツメが無いのは良いですね。

装備を整えて、桜坂駐車場まで下山。

ナメ沢、ゴルジュなどいろんな沢の地形を楽しみながら、きれいな景色を楽しめる良い沢でした。

下山後は温泉に入って、六日町駅前の「魚沼釜倉総本店」でお疲れ会。

魚沼釜蔵総本店 (うおぬまかまくらそうほんてん)のご予約 – 六日町/居酒屋 | 食べログ

来年の新人山行におススメです。

(記:齋木)

元々新人の皆さんで行かれる予定だったところ、予定が空いていたためご一緒させていただきました。感じたこと考えたことをメモ書き程度に。

  • 2級ということでのんびりした沢かと思いきや、所々ロープを出したいポイントがあり、かつ長く、丹沢・奥多摩の2級とは訳が違うと感じました(言い換えれば「スケールが大きく変化に富んでいて適度な登攀がある沢」)
  • 入山前の下調べでも事故多発の情報は拾っていたので、お守りにハーケン・ハンマーを持って行きましたが大活躍。カムもあれば安心。残置は少ないので自身で支点構築となりました。皆さんロープださないんだなぁ。
  • 3段15m滝で間違えて巻道に見える流水路に入ってしまい、間違いに気づいて戻りました。正解は滝の真横を小さく巻く。所々巻道に見える流水路があってややこしく、事故発生の一要因なんだろうと思いました(ニラでの大高巻きになる。冷静に考えればそんなところ入らないけど)
  • 上部の滑滝はヌメるラインとバチ効きのラインがあって、ちょいちょい歩くラインを考えないとツルッといってしまう感じでした
  • そういうのを踏まえるとトポ記載通り「しっかりとした指導者やリーダーのもとでなら」の「中級」なのでしょう
合計距離: 14816 m
累積標高(上り): 1706 m

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