日程: 2025年9月23日(火)
山域: 木曽川 岩倉川本流
参加者: 大塚・松永・加藤
行程: 林道ゲート前(07:40) – 岩倉橋(入渓)(07:55頃) – 大滝25m(10:26) – 林道ゲート前(11:42)
前日発で道の駅大桑にて車中泊し、翌日早朝に林道ゲート前に車をとめ、準備を整えて出発しました。そこからおよそ15分ほど林道を歩き、岩倉橋から入渓しました。
入渓直後から快適に沢を進むことができました。やがて両岸が狭まり、澄んだ水を湛えた美しい釜が次々と現れ始めます。水温は雪解け水ではないためかそれほど冷たくはなく、ところどころで泳ぎを交えながら進めるのも楽しいひとときでした。
小滝はどれも手足のかかりがしっかりしており、快適に登攀できます。クラックのある10mほどの滝は下部が滑りやすそうだったため、クラック沿いにロープを出して安全に突破しました。
核心部といえる最後の25m大滝は、右壁に明瞭な踏み跡があり、安心して高巻くことができました。迫力ある大滝を仰ぎ見ながら進むと、沢登りならではの景観の豊かさを改めて感じました。
遡行を始めて約4時間ほどで横の林道に上がり終了としました。下山もおよそ30分ほどで車へ戻ることができ、全体としてコンパクトながら沢の魅力が凝縮された山行となりました。
エメラルドブルーに輝く釜の美しさ、苔むした岩と静かな渓相、そして侘び寂びを感じさせる滝の存在感が心地よく、記憶に残る一日となりました。次回はお隣の樽ヶ沢にも訪れたいと思います。



(記: 大塚)