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2608 倉沢谷本谷

日程: 2026/8/23
山域: 奥多摩 日原川 倉沢谷本谷
参加者: 斎木・石井

行程: 8:30ゲート前-8:40入渓-12:00堤防から林道へ-12:30ゲート前

(記録:石井)

大気が安定しない予報だったため、Tさんおすすめの「いつでもエスケープ可能」な倉沢谷本谷へ。

林道を20~30mほど進んだところで、踏み跡らしき箇所から傾斜の緩い場所を選んで下降し、入渓。濡れた落ち葉が滑りやすく、なかなかいやらしい。

傾斜の緩いゴーロをベースに、階段状の滝が続く。下降で汗をかいていたので、最初の入水は気持ちいい。「この瞬間が沢最高!」となる。しかし、すぐに股下まで濡れると、「いや、案外冷たいぞ」となったので、下半身もレインウェアを着用した。

1本目の深い釜を持つ滝

泳ぎからスタート。1本目は寒さよりも楽しさが勝った。ただ、泳いでもなかなか淵にたどり着かない。どうやら全然進んでいない(笑)。

斎木さんに見本を見せてもらい、最初の飛び込みが大事だと学んだ。足がつかない深さには一瞬怖さを感じたものの、少しずつ慣れていく。

右からへつり、深さと流れで見えないスタンスを足で探る。手はスローパー。水中に左足を見つけ、同時に両手でプッシュして上がる。面白い。楽しい!

幅の狭いトイ状の滝

何度かトライして右からへつった。流れが強く、身体が水流に持っていかれる感覚には怖さがあるが、そのまま流されるわけではない。1回目こそ怖かったが、あとは流れるプールに対抗するような感覚。勢いが必要で、なかなかホールドを握り込まされた。

左壁へステミングしにいくところが面白い。滑りそうな濡れた壁を突っ張って抜ける。まさに自然のサスケ。

斎木さんは泳ぎも強く、左壁に到達した後、壁を蹴って右壁へ到達していた。クロールの掻き込みが大事らしいので、次回は掻き込みを意識したい。まさかクロールの掻き込みを山で意識させられるとは思わなかった(笑)。

左に細い滝のある釜

右のテラスに向かって泳ぎ、垂直に近いスラブを登る。残置もあるが、特に使う必要はなく、ホールドもあって快適。よく登られているためか、ラバーソールのフリクションもよく効いた。

終盤の滝

終盤には少し大きめの滝が3本ほど出てくる。1本目だけ左岸から巻いた。

3本目は滝の右側から、ハング状の箇所をガバでつなぐ6級程度のボルダー。これは面白い!

堤防で終了

最後に堤防が現れて終了。滝行をしようと堤防の滝にあたりに行ったところ、斎木さんが急に消えた。なんと、滝裏に隠し通路を発見! ロマンすぎる(笑)。まるでゼルダの伝説だった。

下降は堤防手前を左に登り、30秒ほどで脱渓。緩やかな林道なので膝にも優しく、ノーストレスだった。

途中で晴れ、心地よい風も吹いてきた。お風呂上がりのような爽快感を得たため、沢帰りなのに風呂なしで帰ることにした。ただ、帰りに立ち寄った14時の山岡家が激混みで、そこで逆に風呂に入りたくなった。

結局、巻いた滝は2つ。どちらも釜が深そうで波打っていたため、無理せず巻いた。それ以外は登れる滝が続き、コンパクトな沢ながら、泳ぎ、へつり、ステミング、簡単なボルダーまで楽しめる。”最後までチョコたっぷり”で、とても満足できる沢だった。

ところどころで林道のガードレールが見えるため、天候が崩れてもすぐにエスケープできる安心感がある。初めての泳ぎ沢にもよさそうだ。また、所々に穏やかで開けた休憩ポイントがあり、虫も少なく、美しい景色を眺めながらゆっくり休憩できるのもよい。

個人的には、コンパクトなのに内容が濃く、ゆっくり楽しむこともできるこの沢がとても気に入った。大気が安定しないときには、今回のようにエスケープしやすく、コンパクトな沢がよい。楽しく、満足度の高い沢登りだった。

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