GW2021 鹿島槍

日程: 2021年5月3日(月) – 5日(水) 前夜発
山域: 鹿島槍ヶ岳(北アルプス)
参加者: 江戸(L)・塩田(SL)・坂田
行程:
第1日目: 大谷原駐車場(9:20) – 西俣出合(10:30) – 高千穂平(13:30) – 赤岩乗越(16:00) – 冷池山荘(16:30)
第2日目: 冷池山荘(5:20) – 布引山(7:20) – 鹿島槍ヶ岳(8:05) – 布引山(8:35) – 冷池山荘(9:15-10:00) – 高千穂平(12:00)
第3日目: 高千穂平(5:10) – 西俣出合(6:20) – 大谷原駐車場(7:00)

3日(月)

前夜は21時に新宿を出発し、大谷原駐車場に着いたのが翌1時半頃だった。7時頃に坂田さんと合流した後は、下山後の交通の便を考え江戸車を八方駐車場までデポしに行くことに。入山が予定より1時間程遅くなるが、初日の行程であれば大きな問題はないと考えた。
9時を過ぎて入山し、西俣出合へ向かう。歩き出して早々に雪がちらついてくる。気温は予報通り低かったが、登りメインとなる我々には有難かった。

西俣出合から赤岩尾根に取り付く際、夏道を見失って藪に入ったり雪を踏み抜いたりと少々苦労した。尾根の登り始めでは所々に残雪が見られる程度だったが、標高を上げるにつれて前日までに積もった新雪が目立ってきた。先行パーティーのトレースの深さや踏み抜きから、苦労が伺えた。

高千穂平で先行パーティーは幕営しており、そこから先は時折膝程度のラッセルを伴う行軍となった。以降、前進するにつれガスは濃くなり、風は粒状の雪を伴い我々を打ち付けるようになった。

赤岩乗越手前の急登はかなりの斜度があった。夏道は雪で消えており、またガスが濃くて視界が殆ど効かないことや雪崩の懸念等から、トラバースするのではなく斜面を直登する進路を取った。雪は脆く、眼前の雪壁を崩しては固め崩しては固めでようやく進めるような有様でペースが上がらない。塩田・江戸で30分程度雪と格闘した末に、ようやく稜線に乗り上げた。

稜線に上がると、今度は風速20mはあろうかという風が粒雪を伴って全身に打ち付けた。風下以外に顔を向けることが困難で、時にはザックごと持っていかれそうになる。懸命に稜線を下っていく中、曇ったサングラスを外そうとしたら、次の瞬間には私の手を離れ谷底まで吹っ飛ばされてしまった。ショック。

赤岩乗越を過ぎ、樹林帯に入ると風はいくらか和らいだが、新雪の吹き溜まりになっておりそれなりのラッセルを伴った。体温と体力を一気に奪われ疲労を感じる中、16時半頃にようやく山荘まで到着。行程的には2日目からが本番となる筈が、初日からかなりのエネルギーを使ってしまった。

4日(火)

2日目の方針については、昨夜夕飯の際に3人で話し合った。元々の計画では冷池山荘から五竜山荘または唐松頂上山荘まで進むというものだったが、入山前の数日間でかなりの積雪があったことから行程の余裕はないかもしれない。核心となるキレット部の積雪量も不明で、前日までの冷え込みが一気に緩む為に状態が不安定になるという気持ち悪さもあった。

結局、8時には引き返すという制限付きで鹿島槍ヶ岳へ向かい、11時迄には赤岩尾根の最初の急坂を下降することを念頭に行動を開始した。

テン場を出て鹿島槍方面へ向かうと、しばらくの間は吹き溜まりの中で膝上程度のラッセルとなった。風が昨日よりも弱まっており、日も差しているために大汗をかく。布引山が近付くと風が強まり、表面がクラストした部分や岩の露出が増えて歩きやすくなる。傾斜は増えたが、むしろペースは上がった。

布引山着は7時過ぎで、鹿島槍までは時間ギリギリ。荷物をデポして空身で鹿島槍を目指す。道程は変わらず歩きやすく、鹿島槍には40分程で到着。一息つきたいところだったが、数枚写真を撮って早々に帰路についた。

冷池山荘に到着し、テントを撤収し出発したのは10時頃だった。雪の湿り気が増す前にと急いで赤岩尾根の急斜面を下る。流石に斜度がキツく、30分程クライムダウンで降りる羽目になったが、ようやく緊張する場面は終わった。

あとは下るのみだったが、この日は高千穂平で幕営。穏やかな陽光の中で午睡を貪りながら、たまに鹿島槍の東尾根等を観察し、今季の冬山の見納めとした。

(記: 江戸)

ゴールデンウィーク、最後の残雪を満喫すべく鹿島槍ヶ岳を行く。急登赤岩尾根を江戸さんが先陣をきっていく。心強い。

標高2000mくらいで雪が降る。小粒の氷まじりの雪だ。先行パーティのトレースはここで終わり、ラッセルが始まる。ここから私もラッセルに加わる。稜線手前の急登に差し掛かる。寒波直撃による風雪で視界はゼロ。新雪でザラザラの雪に体が埋まっていく。おまけに氷交じりの雪が滝のように上から降りそそぐ。全然残雪期ではない…。

稜線に出る頃には心身疲れ果てていた。稜線は暴風であった。前に進むことができない。一瞬の風が弱まるタイミングで動き、すぐに風雪にじっと耐えるを繰り返す。雪庇に注意しながら最後の力を振り絞りラッセルをしていると冷池山荘に着いた。
山荘には管理人がおり、しっかりテン場代一人1000円を徴収された。4/26から小屋を開けているが、我々が初めての登山者だそうだ。
二日目、風はまだ強いが快晴だ。テントに荷物をデポして鹿島槍山頂を目指す。私は前日の疲労が残り、ペースが上がらず遅れをとる。布引岳で荷物をすべて置いて空身で鹿島槍を往復する。すると江戸さんのギアがまた上がり、まるでトレランをしているかの如く駆け上がっていく。坂田さんもそれに続く。圧倒的な力の差に愕然とするも、私も必死で追いかけるしかなかった。

ようやく鹿島槍山頂で二人に追いつくと、そこには360°の大パノラマが待っていた。5月とは思えない雪に覆われた北アルプスを一望できた。余韻に浸る間もなく帰路に就く。またしても二人に遅れをとる。

二日目は昼過ぎには高千穂平に着き、気温が暖かかったので、日向ごっこをして過ごした。強い日差しに当たり続け、顔は真っ黒になり翌日下山した。もっとトレーニングをしなければならないと感じた山行であった。

(記: 塩田)

4月前半に白馬方面へ登に行ったときには、もうGWかというくらい暑くて雪が少なく、こりゃGWを迎えたらつまんないだろうなと思っていた。
いざGWが近づいても(コロナでなかなか思うような山へ行けないこともあり)テンション上がらなかったが、えど君・塩田君が計画してくれ、ようやく重い腰が上がった。
お気楽山行気分で、すべて2人にお任せ(申し訳ない)。
荷物も2人が上げてくれるだろうからと、体力作りもサボった(申し訳ない)。
ところがふたを開けてみると、GW期間を通してツイてない天候で、山を舐めちゃいかんなと(反省)。
テントの中を含めて2人がどんどん進めてくれるので、成長を頼もしく思いながらも、自分がこんな有様じゃもう連れっててもらえないカモ(ヤバい)。
肝心の稜線を歩けず残念だったが、冬山と春山の両方を味わえて思いの外楽しかった。
次の冬はやる気出すので、またよろしく!

(記: 坂田)

2020.02レポート その2

○今年も通うヨ
日程:2020年2月15日(土)
山域:谷川岳一ノ倉沢東尾根
参加者:国府谷(L)・雨宮・五十島

記録的な暖冬の今年ですが、チャンスがないものかと思って一ノ倉沢に行ってみました。
(この時は)やっぱり全然雪も少なくて各リッジも下部はほとんど雪が着いていないように見えました。
東尾根も第二岩峰は岩が露出していて逆に登り辛かったです。
でも登れてよかったです。
(記:国府谷)

○所謂一つの終着点
日程:2020年2月29日(土)
山域:谷川岳一ノ倉沢滝沢リッジ
参加者:国府谷(L)・五十島
天候:晴れ
ロープウェイ駐車場(3:30)-一ノ倉沢出合(4:30)-取付(6:00)-リッジ上(10:00)-ドーム基部(15:10)-Aルンゼ(15:50)-国境稜線(16:50)-ロープウェイ駐車場(19:20)

いつも通り、真っ暗の中ロープウェイ乗り場駐車場を出発して一ノ倉沢出合の小屋に入る。
いつも通り、ついていくのがやっとなのですが手加減してもらっているので我慢です。
なんせ先は長い。初めからビバークは覚悟してました。2週間前より雪は増えている感じですがなんとかするしかないので気にしない。逆にリッジ下部は登り易いかもしれない。
1パーティが本谷を登っていくのが見えた。そのトレースを辿らせてもらう。
本谷に入るとすぐに膝くらいのラッセルになっているのだが、前のパーティが
近づいてこないのでかなり強いパーティと思われた。
そのパーティとは滝沢リッジの取り付きから最後まで一緒だった(終始彼らが先行していたが)。神奈川の有名山岳会の人たちでした。
私は終始4人目を登っていたのでトレースが出来ている状況であり、先行の3人とは難易度、印象が大きく違っていると思う。
取り付きからリッジ上まで3ピッチくらいあったので本来は更にリッジ末端側から取り付くのかもしれない。今年は積雪不足であまり末端付近には近付けなかった。確かにこの部分は所々出てくる岩と薄い雪、細いブッシュでごまかしながら登る感じで非常に嫌らしい。クライミングというより
沢登りの草付き登りのようだった。これに慣れていると役に立つと思った。
リッジに上がってからホルンピークまで10P以上あるかと思ったが60mロープで5,6ピッチくらいだったように思う。
この時点で成功しそうと感じたし、ビバークも無さそうと思った。

ホルンピークの先のリッジが不安定でビレイも取れない為に核心といわれるがこれも小雪の為ブッシュが掘り出せたため多少は気が楽だった。
ドーム基部は隠れたシュルンドにはなっておらずAルンゼの下降点まで普通に歩いて行けた。ビバークも快適そうに見えた。

Aルンゼの登りはラッセルが大変そうでしたし案外長かった。ルンゼ内の風景はこれまで見た中でも独特で素晴らしいものだった。
下山後は帰宅は翌日として、コンビニのイートインで贅沢に食べて、道の駅でビールを飲みながら2泊目の車中泊をしたのでした。さらに翌日、入浴してゆっくり帰宅しました。

これ登れたら終わってもいいと思っていたのが滝沢リッジだったのですがお陰様で念願を果たすことが出来ました。
2週前に東尾根を登った際に、今年も無理かと諦めていたし、計画し直してからも木・金曜日に多めに降雪があって難しいと思っていましたが五十島先生の観察力、洞察力、分析力?に説得されて、まずは出合までは行きましょう、となりその後は先生の登攀力に引っ張られて完登することが出来ました。それもなんとワンデイ。西黒尾根を下るのはこれで何回目だろうかと思いながら、真っ暗になっても不安もないのは今日の為だったのかもしれないと思ったりしました。
もちろん当日の好天にも恵まれました。
50歳を過ぎて登らせてもらうのもとっても幸せなことですが、若いうちに登っていたらもっと印象が強いのかもしれません。年をとると感受性が乏しくなるものです。今となってはこういう山人生だったと思う
しかありませんが。
登っている途中に三スラとか二ノ沢右壁とか3ルンゼとか烏帽子奥壁を眺めていましたが、どこかへいくことがあるでしょうか。なんちゃって。

おわり
(記:国府谷)

黄蓮谷左俣 2019.12.14

日時:2019年12月14日(土)
参加者:五十島
山域:南アルプス
行程:竹宇駒ケ岳神社(00:20)-六丈沢下降点(5:30)-坊主滝(6:30)

-二俣(7:00)-(8:40)大滝(12:20)-黒戸尾根2675m(15:40)-七丈小屋(16:40)-駒ケ岳神社(20:00)

細々と続いていたワンデイシリーズ第3弾、黄蓮谷に行ってきました。

気になる結氷は期待以上。大滝がまだ氷柱状で我慢比べなクライミングになりました。

氷を抜けてからが体力的に一番辛くラッセルで相当にペースダウン。
あずさ最終が怪しくなったものの、なんとか無事にワンデイで収まり宿題は回避できました。

山の中でのソロクライミングは初めてでした。不安から増えていった装備が行動時間の遅さに繋がっていると思います。 とはいえ帰路で考え直しても省けるものは少なく、改めてパートナーの大切さに気づく山行でした。

(記:五十島)

釜川右俣〜ヤド沢

 

 

 

 

美滝が次から次に〜

 

日程:2019年7月27日(土)

参加者:国府谷(L)・雨宮・林・関谷
山域:苗場山北面
行程:釜川駐車場(6:10) – 釜川右俣分岐(8:00) –三つ釜(10:45) – 50m滝(14:55) – 林道(16:54) – 駐車場(18:10)

 

豊富な水とダイナミックな滝、そして泳いで取り付きバランスで岩を登る。
次々に変化する釜川右俣〜ヤド沢。
終わってみれば、あ〜あ、凄かった!

 

 

出発して巨大な石のゴーロを超えて、右俣の最初の滝は泳いで取り付くが、結構流れがキツく進まない。

次々滝が現れて高巻きしたり泳いで取り付き登ったりの連続。
ここ泳いで滝登るの?
美しい滝のオンパレードにウットリしてる暇もなく、どんどん進む山男たちスゲー⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

 

 

 

新人関谷さんも果敢にチャレンジ。

私はただただ圧倒され、目でシャッキってからソロソロ進む笑笑
でもその勇ましい姿の後をチョコチョコついて行くのも楽しいものです。

そして待望の見応えある美しき三つ釜は、見たことのない壮大なランドスケープだ。

 

 

 

そこからヤド沢に入り15m3段、15mスダレの美滝が続く。
20m大きなスダレ状の滝の左側をロープを出してクライミング。
手足を置くところが小ちゃいのででムーブ技術が必要。
週に1度はジムでやっててよかったと登り終えて安堵した。

 

 

 

その先には50mの滝を見上げた。これは登れないので高巻き。

やがて林道に出て1時間半ダラダラ下る。

美しき日本の沢と戯れた日帰り山行12時間は、やっぱり大満足の一日になった。

(記:雨宮)

 

北岳 池山吊尾根

日時:2019年1月3日(木)-2019年1月5日(土)
山域:南アルプス
参加者:国府谷(L)・雨宮・西本・齋木
行程:
1日目:9:00 夜叉神峠駐車場(9:00)-あるき沢橋C1(13:00)
2日目:C1(6:00)-(10:30)2600m付近C2(11:00)-北岳(14:35)-C2
3日目:C2(7:00)-あるき沢橋(10:30)-夜叉人峠駐車場(13:30)

 

当初計画では白峰三山縦走でした。しかし、農鳥から奈良田への下山道が不通との情報を数日前に入山した五十島くんから入手し、計画を北岳へのピークハントに変更。夏の白峰三山縦走に敗退している私としては残念な気持ちとホッとした気持ちのアンビバレンス。

 

1日目:
1日目は夜叉神峠から幾多ものトンネルを抜け、あるき沢橋まで。悪い下りが続いたため、あるき沢橋についた頃には足の疲労を感じていました。明日から大丈夫か???

 

2日目:
青い空と穏やかな風。良い天気!!

 

 

その中森林限界ぎりぎりのところまで急登を登り、幕営。幕営した場所は数日前に入山していた五十島くん&林さんが作った掘りを活用。ブロック塀、だいぶ風を凌いでくれましたありがとうございます。
当初計画では、アタックは3日目でしたが、この日は前述の通り天候が安定しており、そして明日から崩れるとの予報から一気に山頂へ行くという判断をしました。
山頂へ向かう道中、北岳バットレスを眺め、”来年こそチャレンジ!”という気持ちを西本くんと共有。ガンガン西本。ガンガンいこー。

 

 

 

山頂ですが、さすが3000m越え。暴風&暴風。ベンチレーションを閉め忘れて脇汗ガン冷え。なんかスースーすると思ったんだ。

 

 

C2に戻りテントにダイブ。いい1日でしたが、疲れましたね。

 

 

 

 

3日目:
C2をゆっくり出発。天候は、、、深々と降雪。昨日のアタックの判断は正しかったようで、雨宮さん大歓喜。

新年早々充実した山行で、2019年は幸先が良さそうです。そして何より、テントの中での会話が大変楽しかったですね。また遊んでくださいー。

(記:齋木)

 

 

 

  • 年始の登山

 

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくおねがいいたします。

さて、年始は北岳へ行くことに。雪の季節に行くのは初めてです。

今年はかなりの暖冬でかつ雪が少ないとのこと。

年末からバットレスに行っているIGSMパーティからアプローチやルートの状況を

教えてもらい、当初の北岳~農鳥岳縦走は諦めて吊尾根から北岳往復としました。

3日朝に東京を出て夜叉神峠の駐車場まで。鷲ノ住山からあるき沢橋まで。

かなり尾根の上部まで行かないと雪がないと聞いていたので本日はここで幕営。

水は少し戻ったところで流れている沢から補充する。

何と言ってもアスファルトの上なので安定していて楽である。気温も全然低くならない。

 

 

4日も快晴。順調に高度を上げて11時頃には森林限界付近

2700m弱くらいの地点に到着。ここでバットレスパーティが構築したと思われる

雪壁付きの快適そうな幕営地をみつけたのでここで幕営する。

天候も安定しているのでこのまま頂上往復することにした。

八本歯のコルの先までは風も弱く快適だった。なんとか暗くなるまでには帰着。

長い一日でした。

 

 

5日。夜のうちから少しの降雪があった。池山小屋に降りる頃には雪も止み、鷲ノ住山を登り返して駐車場に到着。

これといった事件もなく淡々とした登山であったが、なによりです。

(記:国府谷)

滝谷 ドーム中央稜

 


日程:2018年7月14日(土)-15日(日)
山域:北アルプス南部
参加者:五十島(L)・坂田
行程:

1日目:上高地-横尾-涸沢-北穂南稜のテン場-幕営
2日目:BC(4:10)-滝谷ドーム下降点(4:30)-中央稜取付(5:30)-ドームの頭(8:30)-西壁取付(10:30)-雲表ルート-ドームの頭-BC(12:20)-上高地(18:40)

 

せっかくなので三連休にしか登れない所を、という事で滝谷に行ってきました。
行程としては少し詰め込み過ぎたかな?とも思ったのですが、仕事のため予備日は使えない坂田さんと意見が一致。
ドーム中央稜から西壁ニューウェーブを継続する計画を立てて準備しました。

 

 

1日目:
日本列島を襲った記録的猛暑は上高地まで影響していて、今日の長い行程を考えると気持ちが重くなる。
本当にいろいろな事を考えながら涸沢に着いたものの、BCをここに張る合理的な言い訳が見つからず2人で6Lの水を汲んで先を歩いた。
南稜は遠い事を除けば凄くいいテン場だった。

 

 

2日目:
継続の成功には取付きのオンサイトと渋滞回避が必要と考えていたので、2日目はできるだけ早い時間に出て人気の中央稜を1本目に登攀、順調にトップアウトできれば上手くいく目論見だった。
とはいっても暗い中では自信がないので4時過ぎ出発。ドーム取付きはトラバースの開始点を見つける事ができれば明瞭な踏み跡を辿って下降できる。
懸垂は25mギリギリなので折り返すならセンターマークのあるロープだと安心。

 

アプローチ

アプローチ

取付きから1P目

中央稜取付き(5:30)顕著なコーナークラックから登攀開始。過去の記録にあるようにザックを背負っていると苦労する。
全体を通してランニングは残置がそこそこあるものの、アンカーはカムで補強して使う事が多かった。
最終ピッチはトポにある通り右にトラバースした後直上と考えていたら、リッジまで出てしまった。
どこからでも登れるような状態だったが、逸れると途端に脆くなるので慎重に選びたいです。

 

 

ドームの頭に(8:30)着。撤収の時間を考えてもまだ間に合いそうではあったので、荷物を最低限に減らして西壁を探した。
しかし肝心の下降点が全く見つからない。時間を考えると悠長に探している余裕はなく、懸垂用には少し違和感がある位置のハーケン2枚にカムで補強してC沢から合流するバンドまで下降した。西壁と思しき取付きに出たものの今度はペツルボルトがどこにも見えない。。。

 

今日中に上高地を降りるには2時間ほどで抜けなくては行けないので、ニューウェーブどころではなくなってしまった。
仕方なく一番ラインが直線的と思われる所を登ることにした(後で確認すると上半部は恐らく雲表ルートを登っていたようです)。

取付きから4Pでトップアウト。時間は12時すぎ。諦めるには中途半端な時間だったので急いでテン場を出た。
上高地までの下山は長い1日の最後には持て余すほど続き、延々と下る道であんなにも汗をかいたのは初めてかもしれない。。。

 

 

思いがけず充実した山行になってしまいましたが、会と関わりのあるルートに訪れる事ができて嬉しいです。
長時間お疲れ様でした。次回はもう少しマシなレトルトをお持ちします。
(記:五十島)

仙丈岳 三峰川 岳沢アイス②

岳沢の準備とあとがき

 

南アルプスを代表するビックルートと言われる岳沢。
去年、はじめてその話を聞いたときはこんなに早く訪れる事になると思いもせず。
今回の岳沢にあたっては、自分のアイス経験の少なさもあり相応?の準備と作戦をかけて挑みました。

 

 

1.作戦編

登攀そのものは黄連谷左俣のスケールを大きくした感じと予想。
しかしネックは下降路が異なる点で装備を担いでの登攀or荷上げを考えなくてはならない。
ザックを背負ってⅤ級がリードできれば1番いいのだけれど無理そうなので今回は荷上げをとる事に。
登攀ラインはどれも直線的なのでシングル60m1本のみでその他の装備もそれなりに切り詰めた。
そうめん流しでのビレイ点作成があるのでスクリューは多めに12本程度。

 

2.感想戦

そうめん流しより手前の氷に関しては核心部が短くかつ出だしにあるので、
空荷で核心リード→傾斜緩んだ所でセルフ→荷上げ→ザック背負ってロープいっぱいまでという形でシングルでも荷上げは行えた。
フォローの荷上げはしない前提になるので、セカンドが荷上げせずフォローできるPTであれば有効?

問題はスクリューで標高があがっても気温が高い為スクリュー内で凍結してしまう事があった。
一度凍ると溶けるまで使用できないのでランニングをとる位置にはもっと気を使うべきだったと反省。

最大4日の行程を考えて準備していたが、個人的には2日で抜けられたらというあわよくばな期待もあった。
岳沢出合からトレース無くラッセルで苦戦したものの2日目に北沢峠までは降りてこれたので良かった。

 

 

アイスクライミングの右も左もわからない自分がクラシックルートに来れたのは、熱意あるパートナーに恵まれての事。
スッキリとした山はそれだけで美しいのですが、見上げる人がいてより際立つものだとおもいました。
(記:五十島)

箱根湯本〜塔ノ峰〜明神ヶ岳〜明神ケ岳

日程:2017年6月24日(土)
参加者:雨宮
行程:箱根湯本〜塔ノ峰〜明ケ星岳〜明神ケ岳〜金時山〜金時神社
活動時間:5時間56分 活動距離:18.06km      
 高低差:1123mm     累計標高上り/下り1935m/1389m

 

曇り時々晴れ  暑い
先週は金時山から明神ケ岳で下山したので、今週は逆コース箱根湯本駅から金時山を目指した。
箱根湯本標高96mから4つのピークを踏むトレーニングは先週に比べてレベルが上がる。
夏場はフリークライミングが中心となって体力が低下してしまうので、やりたくないけど仕方がなくトレーニングに出かけ結果行ってみるとやっぱ山はいいな〜って思うのだ。

ただ歩いていてもトレーニングにならないのでコースタイムの70パーセント以下で帰ってくることを目標に、あくまでも目標なので山を楽しむ事をモットーにストイックには頑張りません。

このトレイルは標高は低いですが高低差1123m,
累計累計上/下り 1935m/1389mでピークをいくつか越すなかなかのハードトレーニングコース。

たどり着けるかな〜って不安もあったが先週に続いてのトレイルランだったので 充実した山行になった。途中出会った2人から外輪山を行くときいて、私も次回は本日の続きの金時山から三国山経由で箱根湯本に戻ってこようかな〜っと気持ち芽生えちゃったです笑

本日は曇りでしたが非常に気温も高く汗が大量に。スポーツドリンク2.5L、途中矢倉沢峠でコーラ買って栄養補給。 ここはサービス精神旺盛でコンニャクみそ伝楽と近場で取れたクレソンのおひたしをつけて150円。 食べなかったけど焼き鳥一本50円。素晴らしい休憩所であるためつい長居をしてしまい、ここまで張り切って飛ばしてきたがペースダウンしてしまった。


ここで先週金時山でお見かけした短パン地下足袋、お帽子に日の丸、ストック。 重そうなリックのお兄さんとおしゃべり。 多分この辺では毎週?毎日?金時山を上り下りしてトレーニングしている有名人らしい。 また金時山に登り返すというので一緒に登ってみた。同じ早いペースで安定した歩きはさすがお見事。 いでたちが目立つのですれ違う方々がさっき下っていたのにまた登ってるー!ってつぶやいていた。また常連さんにも、またあったね〜って声をかけられていた。
富士山でガイドさんやってるので毎週登っているからと誘われた。毎週ってすごくない?
世の中には達人がいるものだとつくづく感心してしまった。
山頂では残念ながら大迫力の富士山は見えずまた今度ね。


*メモ
コースタイム9時間5分 トレラン時間5時間25分
コースタイムの60%で目標大きく上回って大満足の疲労感
湯本の「箱根の湯」につかって体を癒す。
このお湯は先週のお湯よりあったまる感じがしたのでgoodな泉質とみた。
以下写真はトレイル順 阿弥陀寺スタート

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(記:雨宮)