2020.02レポート その2

○今年も通うヨ
日程:2020年2月15日(土)
山域:谷川岳一ノ倉沢東尾根
参加者:国府谷(L)・雨宮・五十島

記録的な暖冬の今年ですが、チャンスがないものかと思って一ノ倉沢に行ってみました。
(この時は)やっぱり全然雪も少なくて各リッジも下部はほとんど雪が着いていないように見えました。
東尾根も第二岩峰は岩が露出していて逆に登り辛かったです。
でも登れてよかったです。
(記:国府谷)

○所謂一つの終着点
日程:2020年2月29日(土)
山域:谷川岳一ノ倉沢滝沢リッジ
参加者:国府谷(L)・五十島
天候:晴れ
ロープウェイ駐車場(3:30)-一ノ倉沢出合(4:30)-取付(6:00)-リッジ上(10:00)-ドーム基部(15:10)-Aルンゼ(15:50)-国境稜線(16:50)-ロープウェイ駐車場(19:20)

いつも通り、真っ暗の中ロープウェイ乗り場駐車場を出発して一ノ倉沢出合の小屋に入る。
いつも通り、ついていくのがやっとなのですが手加減してもらっているので我慢です。
なんせ先は長い。初めからビバークは覚悟してました。2週間前より雪は増えている感じですがなんとかするしかないので気にしない。逆にリッジ下部は登り易いかもしれない。
1パーティが本谷を登っていくのが見えた。そのトレースを辿らせてもらう。
本谷に入るとすぐに膝くらいのラッセルになっているのだが、前のパーティが
近づいてこないのでかなり強いパーティと思われた。
そのパーティとは滝沢リッジの取り付きから最後まで一緒だった(終始彼らが先行していたが)。神奈川の有名山岳会の人たちでした。
私は終始4人目を登っていたのでトレースが出来ている状況であり、先行の3人とは難易度、印象が大きく違っていると思う。
取り付きからリッジ上まで3ピッチくらいあったので本来は更にリッジ末端側から取り付くのかもしれない。今年は積雪不足であまり末端付近には近付けなかった。確かにこの部分は所々出てくる岩と薄い雪、細いブッシュでごまかしながら登る感じで非常に嫌らしい。クライミングというより
沢登りの草付き登りのようだった。これに慣れていると役に立つと思った。
リッジに上がってからホルンピークまで10P以上あるかと思ったが60mロープで5,6ピッチくらいだったように思う。
この時点で成功しそうと感じたし、ビバークも無さそうと思った。

ホルンピークの先のリッジが不安定でビレイも取れない為に核心といわれるがこれも小雪の為ブッシュが掘り出せたため多少は気が楽だった。
ドーム基部は隠れたシュルンドにはなっておらずAルンゼの下降点まで普通に歩いて行けた。ビバークも快適そうに見えた。

Aルンゼの登りはラッセルが大変そうでしたし案外長かった。ルンゼ内の風景はこれまで見た中でも独特で素晴らしいものだった。
下山後は帰宅は翌日として、コンビニのイートインで贅沢に食べて、道の駅でビールを飲みながら2泊目の車中泊をしたのでした。さらに翌日、入浴してゆっくり帰宅しました。

これ登れたら終わってもいいと思っていたのが滝沢リッジだったのですがお陰様で念願を果たすことが出来ました。
2週前に東尾根を登った際に、今年も無理かと諦めていたし、計画し直してからも木・金曜日に多めに降雪があって難しいと思っていましたが五十島先生の観察力、洞察力、分析力?に説得されて、まずは出合までは行きましょう、となりその後は先生の登攀力に引っ張られて完登することが出来ました。それもなんとワンデイ。西黒尾根を下るのはこれで何回目だろうかと思いながら、真っ暗になっても不安もないのは今日の為だったのかもしれないと思ったりしました。
もちろん当日の好天にも恵まれました。
50歳を過ぎて登らせてもらうのもとっても幸せなことですが、若いうちに登っていたらもっと印象が強いのかもしれません。年をとると感受性が乏しくなるものです。今となってはこういう山人生だったと思う
しかありませんが。
登っている途中に三スラとか二ノ沢右壁とか3ルンゼとか烏帽子奥壁を眺めていましたが、どこかへいくことがあるでしょうか。なんちゃって。

おわり
(記:国府谷)

2020.02レポート その1

○初めてのエリアは楽しかったヨ
日程:2020年2月8日(土)-9日(日)
山域:北アルプス錫杖岳周辺
参加者:国府谷(L)・五十島

以前から来てみたいと思っていた冬の錫杖にやっと行くことができました。
暗いうちに槍見温泉前の駐車場に着きましたがクルマは一台も無し。
天気予報が良くないからですかね。雪の中、バス停の小屋で準備して
まずはアプローチ。積雪が少ない為ラッセルらしいラッセルはなく、渡渉に少し手間取った以外は(多分)順調にクリヤの岩舎に到着した。
風雪を防げる本当に居心地の良い幕場でした。
幕張って準備してちょっと降雪があるけど出発。なんとなくトレースが
残っていて案外苦労せずに前衛壁基部から1ルンゼ取り付きまで到着した。
時々シャワーが落ちてくるものの埋まるほどではないので五十島先生リードで取り付く。が、どうやら氷が繋がっていないらしい。
かなり粘ったものの下降することにした。よく見えないけど上部の氷があるのか怪しい感じだった。左側からの1P目迂回のラインを確認して、しばらく前衛壁を観察してから岩舎へ戻った。

さて翌日は3ルンゼ。天候は回復したが時々強い風が吹く状況。予報では午後からはまた崩れるとか。
3ルンゼもWebでよく見る記録のように氷も雪も少なめで簡単ではなかった。そういうピッチは先生にお任せしました。
コルに上がってからまだ時間があり天候も崩れてこなかったのでグラスホッパーへ継続しようとしたのだけど左ライン3P目途中で敗退した。
(詳しくは直接聞いてください)
右ラインは繋がっていなかった。
撤収、下山開始して駐車場へは18時半ころに暗くなってから到着した。
岩舎までは案外近く(赤岳鉱泉より近い印象)、そこから各ルートも近いのでとっても手軽な印象でした。登攀自体はやはり北アルプス。
氷も岩も一筋縄でいかない感じがして、同グレードでも八ヶ岳や南アルプスよりもワンランク難しく感じました(これからもっと通って慣れてくれば違ってくるかもしれないが)。
ということで楽しい、(もっと上手くなって)また行きたいと思ったのでした。

おわり
(記:国府谷)
 
 

○初めてのエリアは楽しかったヨ 第二弾
日程:2020年2月23日(日)-24日(月)
山域:長野県米子不動
参加者:国府谷(L)・五十島 

 

 

なにやら記録的な寡雪で長いアプローチ不要でBCまで車で乗り付けられるという情報を目にして飛び付いたのがこの計画でした。
自分には身の程を超えたエリアだと思っていたのに。

今季初めてノミックに新品ピュアアイスを装着しました。
林道は雪が無いとはいっても当日未明からの降雪があり路肩が崩壊していることもあって残り6km強くらいの場所で諦めて、そこをBC としました。

最終のBCとなる駐車場までは1.5ピッチくらいでした。

初めてなので不動滝を確認したり、アナコンダはどこから行くのだろうとかうろうろしながら大沢に入って不動戻しに取り付きました。
時間がないので先生が1Pを登っただけでしたが、初めて本当の6級(バーチカル)を知った思いでした。リードするイメージが湧かない。
翌日はちょっと手頃な入門エリアの十八幅滝で練習となりました。
かつてこの山中に鉱山があったとのことで、そのころの暮らしに思いを馳せたり(実際は想像つかないのですが)するのでした。

おわり
(記:国府谷)

赤岳天狗尾根 2020.01.02

正月も日帰り 赤岳天狗尾根

 

日時:2020年1月2日(木) 晴れ
参加者:久世(L)・林
行程:美しの森駐車場(1:30)-赤岳沢出合小屋(3:20)-天狗尾根終了(7:45)-
(8:50)ツルネ(9:50)-赤岳沢出合小屋-美しの森駐車場(11:20)

 

 

諸々ありまして正月なのに、日帰り山行となりましたが、優しい林君がお付き合いしてくれましたので、今年初めの山行は赤岳天狗尾根になりました。
結構前に松林さんと行ったけれど、二日目の天候悪化で敗退していたので、リベンジをしたいとは思っていました。
この数年、元旦初詣は家族と七福神巡りをすることが決まりとなっていて、今年は谷中七福神を巡りました。西日暮里・東覚寺から始まり、最後は不忍池の弁天堂まで結構楽しく周れました。

 

そんなこんなで、夜に自宅前まで林君が車で迎えに来てくれて(贅沢)、東京を出発。
正月の中央道の下りは空いていて、途中初詣疲れで寝てしまいましたが(林君ゴメンナサイ)23時半には美しの森駐車場到着して少し仮眠。 1時前には起きて出発の準備、1時半には駐車場を出発。
天気は良好で星がキレイに見える、全然雪がないかと思っていたけど、そんなでもなく少しはある。赤岳沢出合の小屋に入ってテーピングの張り直しをしたら、寝ている人を起こしてしまった。小屋の中には2張ありました。

そんなことをしていたので小屋を3時半前位に出発して、天狗尾根に向かう。暗くてルンゼが判り辛く、適当に取り付いてしまった。中途半端な雪があって面倒な個所もあったけど、普通に尾根に這い上がる。
そこからが結構な急斜面で日帰り装備でも、思ったよりキツイ。前回を思い出すが、ここまで傾斜があったのはすっかり記憶にありませんでした。とはいえ真っ暗な中、とりあえず進むのみ、なんとなく大きな岩場が出てきて、林君から「カニのハサミですよ」の声。 これがそうかと思っただけで、特に難しくなく拍子抜け。

 

その後、岩稜を越えると、フィックスロープのあるのっぺりとした岩場が出てきた。 ここがまだ真っ暗な中だとシンドかったけれど、2歩進めば大丈夫。さらに進むと夜が明けてきて富士山の黒いシルエットが見えて、テンション上がるねー。大天狗の取付に6時頃に着く、後ろの富士山を振り返ると、5合目のあたりで凄いネオンが点灯している。何事かと思っていたら、あっさり消えてしまい、結局判らないまま。
不思議な感じで、大天狗に取り付く。ようやく明るくなり始め、気持ちよく登れる、正面のちょっとかぶり気味を登ると、右にトラバース。それで大天狗はあっさり終わってしまい、 中々映える小天狗の横をすり抜けるが、念のためちょっとだけロープを出して越えると、八ヶ岳の主稜線はもう目の前、大休止をして踏み跡のある主稜線に出て、天狗尾根完登。

 

しかし朝一の猛烈な風と、中途半端な雪がキレットまでの下降の邪魔をして、数回風のために吹き飛ばされそうになりました。ようやくキレット小屋迄来ると、ツルネはもう少し、 随分前に、降りたツルネ東稜だけれども、トレースがしっかりとあり、キレットの時とは 比べ物にならない程、気持ちよく下れる。
結構、順調に赤岳沢出合の小屋迄戻ることが出来、ここでアイゼンを外したりの大休止。 駐車場までも、行きは真っ暗だったので慎重に歩いたが、帰りはすっかり気を抜いてダラダラと歩く。何か行きより遠い感じがしながら、11時20分に駐車場に戻ることが出来ました。

 

何とか10時間かからず登れたので、まずまず満足出来るものでした。 時間も早いのと正月だったけど、甲斐大泉駅前のパノラマの湯が営業していたので、そこに立ち寄り、サッパリとして正月山行を終えました。 帰りも高速は空いていたのに、またウトウトしてしまい林君ゴメンナサイ。またまた家の側迄送ってもらえて、有難い山行でした。

(記:久世)

谷川岳東尾根 2020.2.15

日程:2020年2月15日
山域:谷川岳
メンバー:国府谷(L)・五十島・雨宮
行程:駐車場(4:50)-一ノ倉沢出合(5:45)-シンセンのコル(8:30)-東尾根-トマノ耳(13:20)-西黒尾根-駐車場(16:10) 

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念願の一ノ倉東尾根


一ノ倉のバリエーションに入るのは初めてで谷川岳オキの耳に登り詰めます。
行く前からワクワク感が半端ないルート。
なぜって?毎回の山行でこのルートなら私でもいけるかな〜?
と眺めていた東尾根に行けるチャンスを得たのです。
ワ〜イワ〜イと一人静かに盛り上がっていました。 

そして、ここは初めて来たとても有名な一の倉沢出会い。
精鋭隊員の二人は何度も来ているのであちこちのコースの雪のつき方を見ていた。彼らが目指す滝沢リッジへの下見山行でもありました。この2週間後、なんと彼らは勝利の栄冠に輝くのです(拍手)

シンセンのコルまでは急登ではあったがペースを一定に登っていば問題ない。

それよりもコルからはどんな景観なんだろ?と楽しみながら一歩づつ登る。

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そして第2岩峰は五十島さんリード。
私はセカンドで後ろを国府谷さんが固めてくれる。
ここからは浮ついた心を引き締め丁寧に一歩づつ。
国府谷さんが後ろから声をかけてくださるのが心強い。
東尾根から見るゴージャスな谷川の雪稜と岩の造形が圧倒的に美しく、そして厳しい。
これで冬の谷川入門コースなの?
滝沢リッジならどーなっちゃうの?

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天候が安定していて風もなく神さまに守られて。
山岳会の精鋭二人に挟まれ安心感半端ないですが自分の足で登るしかない。

丁寧にアックスをさし一歩一歩集中して確実に。

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白いベールをまとった岩岩の景観が天空に連なってのびている。
神々の領域とはこういったところを言うのだろ。
国府谷さんがその白い階段を快走していく。
と、うっとりしている間もなく西黒尾根下山まで全神経を集中して行動。
天空のそこは下界にいるときより緊張感、神経、集中力が研ぎ澄まされて、この素晴らしい世界に生きている喜びを感じるのだ。

谷川山頂から飛び出している大きな雪庇を下から眺められるなんて滅多に無いことだわ。落ちてこないでね。

第1岩峰は左から撒いてもかなりの壁だな〜と思ったが
五十島くんからのロープが逞しく引かれ、安心して足を離して上に上にと歩を進める事ができた。
終了点は本当に谷川岳の山頂で、一般ルートの方々が嬉しそうに写真撮影をしていた。
もちろん私達3人もにっこりポーズ。

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ご迷惑もかけずに計画通りに終了して何よりでした。
肩の小屋まで下りてくると緊張感が解けたのか涙腺がーー。。。
涙が出そうなほどの感動の波動で私は包まれていた。

次の日、日曜雨 疲労回復日
荷物の整理をしながら写真の整理
この尾根を登ってきたと思うとハートがキュンキュンシビレル。
これは確かに私達。
記憶の底に焼き付けて来たが
記憶力の低下は避けられない

写真っていいなぁ。
二度とない一瞬だなぁ。
人生を写してるなぁ。

この度も素晴らしい世界に導いて下さりありがとうございました。

(雨宮:記)

茂倉岳北西尾根 2020.2.23-24

日時:2020年2月23日(日)-24(月)
参加者:林(L)・雨宮・塩田
山域:谷川
行程:1日目: 土樽駅(7:00)-茂倉岳北西尾根末端-茂倉岳北西尾根-1700m付近にて幕営(16:00)
   2日目: 幕場(8:00)-茂倉岳山頂(9:15)-茂倉新道-土樽駅(14:30)

また天気の悪い3連休。月曜は回復傾向だったので日月の2日間で茂倉岳北西尾根へ行きました。


1日目

土樽の駅を出発する頃に雪がちらつき出す。予報通り。

尾根末端は草の上にうっすら雪が乗った斜面があり結構滑る。尾根に乗ったら快適かと思っていたらなかなかの薮尾根であちこち引っかかりながら薮漕ぎ。結構大変。でも雪は少ないのでラッセルというほどにはならない。そして天気予報通り雪も風も勢いを増していく。1550mあたりでちょっと悪い岩場を通過。1600m手前くらいで傾斜の強い薮壁。念のためロープを出す。左のルンゼ状から行けるかなと思って取り付くも途中で薮に行く手を阻まれた。ザックが引っかかり、しばらくウンウン言いながら、もがいてみるもにっちもさっちもいかず。仕方ないので戻って右の傾斜の強い方から再トライして抜ける。この先あたりから雪稜っぽくなってきてリッジが出てきた。


風が強く新雪もついているのでここも念のためロープを出して通過。1700m付近の尾根が広くなったところで雪を掘って風除けを作り幕営。夜にかけても風雪は収まらず少しでも外に出るとせっかく乾かした衣服がまた濡れちゃう。だましだまし使ってきたオーバーパンツの限界を感じちゃう。もう綿素材みたいだ。しんどい。今シーズンはもうクライミングでいいかなとか思っちゃう。でもしっかり風除け作ったおかげで夜はわりかし快適でした。

 

2日目

朝方風は少し収まってきている様子だけどまだガスがかかっている。ゆっくりと朝の準備をしているとわずかに晴れ間が出てきて俄然やる気。

ところどころ腿~股くらいのラッセルはあるものの尾根上はクラストしており快調に進む。1時間ちょっとで茂倉岳ピークに到着。もう少しかかるかと思ってた。のっぺりして広いピークでここが頂上でいいのかなって感じだったけど、雪の上に頭だけ出している道標を見つけて頂上だと確信。残念ながら天気は完全回復とはいかず展望はほぼなし。茂倉新道の方向もわかりずらい。ただしばらく下って行くと徐々に晴れ間が出てきて後ろに茂倉岳、周りには谷川の山々を見渡せた。

茂倉岳北西尾根は薮あり雪稜ありラッセルあり、ちょっとロープを出すようなアクセントもありでなかなかに楽しめました。

ちょうどいいルートです。

(記:林)

悟空スラブマルチピッチクライミング

日程: 2019年12月24日(火)
山域: 湯河原幕岩
参加者: 松林(L)・雨宮
行程: 幕山公園(7:30) – 悟空取り付き9:00) – マルチP4終了点(13:14) – 幕山公園(16:30)

マルチピッチへのロープ練習と技術の確認(晴れ)

桃源郷から登って西に入り北を登って初級のマルチピッチルート全4P約100m悟空スラブへ。幕岩の上部にあって樹林に覆われている。アプローチを探すのに一時間以上かかってしまった。。
標高300M付近、樹林の中に川の流れの様に現れる岩肌が悟空スラブらしい。岩は、乾いていればフリクションも良くホールドも豊富で登りやすそう。支点やボルトはしっかりしていていくつもあった。

今回の目的は、リード練習、支点の構築、セカンドの引き上げ、つるべで登る。登る前にシステムの確認をしっかりして1p松林さん、2P私。
マルチピッチでは今回初めてリードと支点構築、セカンド引き上げを行ったわけですが、セカンドを引き上げる時、カラビナを絡んだロープを引き上げることに慣れていなかったので、とても力が必要だったし登るスピードより引き上げスピードがついていけず、またロープの振り分け。
リードのお仕事ってこんなに大変だったのねと今更ですが改めて知った。今までリードしていただいた先輩方に感謝の気持ちで一杯になりました。

3P目は松林さん、4P終了点まで私。4P目は岩も立っていたので緊張したが落ち着いて登ればの5.7で終了。
降りは2P懸垂下降。 登るにつれ景観は真鶴半島へと続く絶景。遠くに大島が山肌から見ることができた。
マルチクライミングは高度感もあり、こうした絶景のご褒美がたまらなく好きです。

L松林さんには色々ご指導してくださり感謝申し上げます。

(記: 雨宮)

八ヶ岳: アイスとバリエーション

日時: 2019年12月27日(金) – 29日(日)
参加者: 林(L)・高安
山域: 八ヶ岳

行程:
第1日目: 美濃戸口(6:45) − 赤岳鉱泉 − 大同心大滝(12:30) − 赤岳鉱泉
第2日目: 赤岳鉱泉(6:00) − F1 − 小同心クラック − 小同心の頭(12:00) − 赤岳鉱泉(14:30)
第3日目: 赤岳鉱泉(6:00) − 中山尾根取付(7:30) − 稜線(11:30) − 赤岳鉱泉(13:00) − 美濃戸口(16:00)

せっかくの年末ですが、他に人もいないということで、二人。
小同心クラックは以前行こうと思ったが、なかなかチャンスがなく、そのままン十年。
無理を言って入れてもらった。

年末の納会はいつも休んでいる。
前夜、小淵沢についてみると雨。とっておきの屋根のあるところで仮眠。

美濃戸口では雨が降っていなかったが、美濃戸山荘あたりから降り出した。程なくして雨から雪へ。
赤岳鉱泉は先々週とは大違い、積雪ありで雪も降っている。
さすがにテントは少ない。中国人グループがキャンディで講習会。気合入ってるー。

12月27日 大同心大滝

雪の中、登山道から沢に入る。うっすらとトレースがあるものの、ラッセル。林さんパワーで乗り切る。
倒木が多く沢筋と左岸をいったりきたり。
八ヶ岳特有のアラレ雪が降り積もり、圧雪がきかずアリジゴク。
ようやく小滝。フリーで越え、ふたたびラッセルのなか、大滝にようやく到着。でかい!2段50m

林さんGOですが、なんとバイパーではなく、ノミック!!
先々週の八ヶ岳で感化されてしまい、思わずポチってしまったノミックがデビューしました。
優しめの下部を登って、右岸の中間点まで。アレ?そのまま抜けるんじゃないのか?
私も追いつき、垂直の滝の裏側みたいなところで、ビレイ。
再度林さんが挑む。
やはり立っているところは厳しい。その上、降っているアラレ雪が上からスノーシャワー。
上部で降ったアラレが吹き寄せられて集中して降ってくる。サングラスの裏側にも雪が積もる。
アックステンションしながら抜けたそうです。
続いてGOしますが、厳しい。垂直ってやっぱり足で上手く立てないのよね。
すぐにうでが疲れる。
スクリューの回収も時間がかかるのでパンプ!
抜いたら抜いたで、詰まった氷を抜くのは片手ではムリ。アックステンションして
両手で氷を抜いていく。フィフィはサイコー。
立ち木ビレイ点まで。
その木で懸垂下降。50mでさっきの取りつきまで。
雪は降り続いているので、素直に下山。小滝は右岸を巻く。下りとはいえアリジゴク下降。

12月28日 裏同心ルンゼ〜小同心クラック

雪も風もおさまった感じ。星も出ていて、今日は快晴無風かな。

暗い中出発。誰も入っていない裏同心ルンゼ。昨日のパーティのトレースをたどる。
F1はかなり埋まっているのでフリーで越えてF2ですが、自信はないので林さんにお願い。
その上はなんていうこともない感じですが、いちおう、私めがリード。1本クルクルして登っていく。
その後は、ほぼ埋まっていて、多少は露出しているF5をフリーで越えて、裏同心ルンゼは終了。
バンドを大同心へ。昨日の降雪でびっしりとエビのしっぽ。降雪直後の山は美麗。

大同心雲稜ルートらしきところにシュリンゲが垂れてるが、雪で真っ白。
大同心稜を登ってきたパーティ4人が先に見える。
我々は取りつきがわからず、まごまごしていると、そのパーティが取り付きはこの先と
教えてくれた上に、「4人なので、お先にどうぞ」と、ありがたい。

それでは、苦節ん十年の私めが行かさせてもらいます。
取付きから直登しようとしていたら、「少し右側から左上がやさしいですよ」とコメントがかかる。
ちょと戻って登っていく。
岩にはエビのしっぽがびっしり。払いのけてホールドを探す。まるっこいガバだらけでクライミング
としてはやさしいが、支点がない。あるのかもしれないが、びっしりついた雪で見つからない。
試しにカムもセット、まあ効いてないけど。
チムニー状でステミングだったり、背中押しだったりで登る。しっかりとした支点が出てきたが、
まだロープ半分なので、先に行く。あの「冬期クライミング」(注:平成元年版だよ)にある写真のようなところも。
大きく足を開いてステミング。トポにあるピナクル状は安定した足場とペツルの支点。
その上は林さんに行ってもらう。最初の出だしはエイヤと越える。
そのまま切ることなく最後まで。
念願かないました。ありがとうございます。

そこからは多少の岩場を登って登山道へ、ちょいと長い稜線歩きから地蔵尾根を下ってテントまで。
中山乗越では、本日入ったパーティのトレースを発見。いいのか?

12月29日 中山尾根

中山乗越まで登る。本日も先行者はいなさそう。樹林帯を昨日のトレースを辿り、樹林が切れたところから
雪稜の先が取り付き。その場でガチャをつける。
正面の壁にはペツルがポンポンあるが、トポによれば取り付きは少し右側とのこと。
林さんがGO。左上していくが、岩がもろくけっこう悪い。

その先は雪稜なので、ロープをしまって歩き。
快晴無風で山々がきれい。北ア方面もよく見える。

上部岸壁も林さんに行ってもらう。こちらは岩がしっかりしていて快適だが、スラブ状になり、ちょっとやらしい。
その先が核心のチムニー状からの乗越し。ステミングしてガバを探して乗り越える。
そのままロープを引いて最後の岩場手前まで。
林さんが左の草付きから行くが、その先が悪い。ピッケルを草付きに突っ込んで抜ける。
登山道までのトラバスが悪そうに見えたので、ロープを引いていくが、なんてことはありませんでした。
無事終了。
再び稜線から地蔵尾根を下って赤岳鉱泉。
日が差してポカポカ陽気のなかを片付けて下山。

本当に念願かなって小同心クラックができました。しかも降雪直後で雪がびっしりと付いたなかで
充実したクライミングとなりました。林さんありがとうございました。

(記:高安)

また来た甲斐駒ヶ岳

日程: 2019年12月20日(金)-22日(日)
山域: 甲斐駒ヶ岳黄連谷右俣
参加者: 国府谷(L)・高安

右俣といえば荷物持って登って2日というのが普通なのでしょうが、年配者には困難なので3日かけて登ります。
初日は七丈小屋まで。2泊するので小屋ではなくテントです。
中日に右俣。5時過ぎに出発するものの下降に手間取ってしまい坊主の滝下に着いたのは8時半。
沢近くになって眩しいくらい白く光って見えていたのは氷ではなく花崗岩の白さだった。
坊主の滝はというと思いっきり水が流れていて、結氷も良くなく帰ろうかと思いましたが、気を取り直してとりあえず坊主の滝だけと思って登りだす。
まあなんとかなったので暗くなってもBCまで帰れればいいかと最後まで行くことにした。ここで引き返したら高安さんに申し訳なさすぎる。
沢には全然積雪が無いので奥千丈の滝は氷が露出しており5ピッチロープを出した。
その後は踝くらいの積雪になるが先行のトレースがありいろんな面で助かった。奥の滝でロープを出して越えてからはきつかったがなんとか暗くなる前の16:35に登山道に出た。山頂往復はせずに下降。
無事BCに戻った。疲れてしまってワタシは夕食も摂らずに寝た。
翌日ゆっくり下山。お昼前に駐車場到着。
尾白の湯で入浴したのはよかったが、ここで食事をしてはいけないという教訓を忘れてしまい残念な結末となってしまったのであった。
ちなみに高安さんはノミック+リンクス(モノ)、ワタシはクオーク+サルケン、ロープはスキマー60m1本、スクリュー6本(過不足無し)でした。

(記: 国府谷)

阿弥陀岳南陵

日程: 2019年12月14日(土)
参加者: 国府谷(L)・雨宮
山域: 阿弥陀岳南陵(八ヶ岳)
行程: 舟山十字路(7:06) – 立場岳(9:26) –阿弥陀岳山頂(12:00) – 御小屋山経由舟山十字路 駐車場(14:47)

冬シーズン突入雪山トレーニング 雪が無い!!

201912amida2
201912amida2

阿弥陀南陵日帰り
駐車場には雪もなく!!少し歩いた所に 綺麗な水場あり。
そこから沢を渡渉し 徐々に急登を登り立場岳。
やがて右手が大きく崩れた青ナギ ここも雪はないです。
ここから1.2.3峰が見えその向こうに 阿弥陀岳が見えますが、雪は見えない!!

踏み跡はあり西面を巻いて進みます。
P3峰は基部をトラバースして取り付きへ 雪は無し!!

ワイヤが貼られたルンゼはロープを出して頂き
1P60M、雪はない!!が凍っていてここだけアイゼンをきかせて登る。

2P目は50M出して草付きを登り、阿弥陀山頂が見えた。
雪はない!!
P4峰は左から巻いて山頂に。

201912amida4
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201912amida1
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201912amida3
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予定より早めに着いた。
晴れていたので ベースレイヤーとナノエアだけで登ることができ 快適。風はまあまあ強く温度計はマイナス5度 。

下りは御小屋尾根から 長い。。。と言っても2時間 半で下る。

今回は雪もなく!!少々物足りない山行ではあったが、冬シーズン最初の良いトレーニングになりました。
リーダーは高い目標を持っているので、「もっと追い込まなくては!」と しきりに口にしていた。
彼の考えには敬服致しました。

私にはちょうど良いトレーニングでした。

(記: 雨宮)

黄蓮谷左俣 2019.12.14

日時:2019年12月14日(土)
参加者:五十島
山域:南アルプス
行程:竹宇駒ケ岳神社(00:20)-六丈沢下降点(5:30)-坊主滝(6:30)

-二俣(7:00)-(8:40)大滝(12:20)-黒戸尾根2675m(15:40)-七丈小屋(16:40)-駒ケ岳神社(20:00)

細々と続いていたワンデイシリーズ第3弾、黄蓮谷に行ってきました。

気になる結氷は期待以上。大滝がまだ氷柱状で我慢比べなクライミングになりました。

氷を抜けてからが体力的に一番辛くラッセルで相当にペースダウン。
あずさ最終が怪しくなったものの、なんとか無事にワンデイで収まり宿題は回避できました。

山の中でのソロクライミングは初めてでした。不安から増えていった装備が行動時間の遅さに繋がっていると思います。 とはいえ帰路で考え直しても省けるものは少なく、改めてパートナーの大切さに気づく山行でした。

(記:五十島)